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研修コラム

【H&iの研修】研修は、フォローが大切です

H&innovation staff

 私たちのサイトにお越しいただきありがとうございます。私たちH&innovationの実施している研修は、研修後のフォローにも力をいれています。今日は、この研修フォローについてご紹介します。

■ 研修フォローの考え方

 私たちは、研修で学んだスキルを定着させるために徹底したフォローを実施しております。どんなに効果的な研修を実施できたとしても、学んだことや気づいたことも日々忘れていってしまいます。

 ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの発表した「忘却曲線」によると、1日後には約7割を忘れてしまうようです。この研究では、無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかを数値化しています。
 ですので、必要だと意識したものの記憶はより強固に記憶に残ります。
 
 エビングハウスの研究のポイントは、いくつかありますが、特に重要なのは、記憶への意識づけと繰り返しです。記憶への意識づけという点を研修で考えるとすると、学んだことや気づいたことをどれくらい自分事にできるかが重要になります。これは、研修中に講師が受講者への理解に合わせて調整していく必要があります。一般的な話を、自分の仕事に置き換えて考えていくのには、多くの視点から物事を見ていく必要があります。
 講師は、受講者が自分事にできるように導いていきます。一方で、繰り返しという点は、研修の中だけでは達成できません。研修で学んだことや気づいたことを実務の中で繰り返していく必要があります。

 この繰り返しの活動を支援していくのが、私たちの考える研修のフォローです。

■ 研修フォローの種類

 フォローといってもその実施方法は様々です。時期においても、先に紹介した「忘却曲線」によれば翌日振り返ると記憶も呼び起こされ定着しやすくなるようです。
 そう考えると、できるだけ早い段階でフォローした方が良いようにも思えます。記憶の定着ということであれば、次の日、3日後、1週間後と短期に5分から10分程度の振り返りができれば十分です。
 しかし、研修のフォローというのは、あくまでも実践してスキルを定着させることについて実施します。従って、ある程度実践してみて、その実践したことについて振り返ることが重要になります。

 そこで、私たちは、1ヶ月、3ヶ月後、半年後といった期間でフォローを実施しております。実施方法は、お客様の業務に合わせた形で実施します。例えば、メールがコミュニケーション手段の中心の企業様であればメールでのフォローをします。
 また、グループウェアやSNSを活用している企業様であれば、そのグループウェアやSNSを活用できないかを事前にご相談させていただきます。

 さらには、集合型で、1時間半から3時間程度の時間をとっていただき、ワークショップ形式でフォローすることもできます。他者の実施内容も共有できるので、時間の許す限り集合型での実施をお勧めします。
 最近では、オンラインでも実施しておりますので、この点は、希望に合わせて調整していきます。

■ 対処方法から予防方法へ

 研修はやりっぱなしは良くないと言われます。これは、費用対効果の点から考えてもその通りです。せっかく研修を実施してもそれが定着しないのでは、かけた労力がもったいないです。
 また、研修で改善されるのは、「今」の課題が多いと思います。フォローをしっかりとしていくことで、これからの課題に対応できる人材に変わっていきます。これからの課題に対応できる人材になれば、対処能力も上がっていきます。
 その結果、問題を事前に防ぐ思想もでてくるようになり、事前に問題を予防していくこともできるようになります。

 飛躍できる組織づくりのためにも、研修はやりっぱなしではなく、フォローして定着をはかれる方法を考えていきたいですね。


 
 今回は、私たちの研修フォローについて、ご紹介させていただきました。研修効果を定着させるフォローまで実施したい企業様、ぜひ気軽にお声かけください。

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