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研修コラム

社会人基礎力とは

H&innovation staff

「社会人基礎力」という言葉を耳にしたことはありますか。

「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の
3つの能力と12の能力要素から構成されており、
多くの企業が採用や人材育成において指標としています。


■ 3つの能力と12の能力要素

それぞれの能力と能力要素の行動例は下記の通りです。

【 前に踏み出す力(指示待ちにならず自分事として捉え自ら行動できる)】

主体性(物事に進んで取り組む力)
→指示を待つのではなく、自らやるべきことを見つけて積極的に取り組める

働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力)
→「やってみよう」と呼びかけ、目的に向かって周囲の人々を動かしていく

実行力(目的を設定し確実に行動する力)
→自ら目標を設定し、失敗を恐れずに行動に移し、粘り強く取り組む

【 考え抜く力(自ら問題提起し解決策を描く自律的な思考)】

課題発見力(現状を分析し目的や課題を明らかにする力)
→目標に向かって、自ら「問題点を挙げ、解決が必要だ」と提案する

計画力(課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力)
→課題の解決に向けた複数のプロセスを明確にし、「その中でも最善はなにか」を検討し、それに向けた準備をする

創造力(新しい価値を生み出す力)
→既存の発想に囚われず、課題に対して新しい解決法を考える

【チームで働く力(グループ内の協調性だけでない多くの人との協働を生み出す)】

発信力(自分の意見をわかりやすく伝える力)
→自分の意見を分かりやすく整理し、相手に理解してもらえるように的確に伝える

傾聴力(相手の意見を丁寧に聞く力)
→相手の話しやすい環境をつくり、適切なタイミングで質問するなど相手の意見を引き出す

柔軟性(意見の違いや相手の立場を理解する力)
→自分のルールややり方に固執するのではなく、相手の意見や立場を尊重し理解する

状況把握力(自分と周囲の人々や物事の関係性を理解する力)
→チームで仕事をするとき、自分がどのような役割を果たすかを理解する

規律性(社会のルールや人との約束を守る力)
→状況に応じて、社会のルールにのっとって、自らの発言や行動を適切に律する

ストレスコントロール力(ストレスの発信源に対応する力)
→ストレスを感じることがあっても、成長の機会だとポジティブに捉えて肩の力を抜いて対応する

経済産業省 社会人基礎力「人生100年時代の社会人基礎力」説明資料より作成

■ 求められる社会人基礎力

 社会人基礎力の12要素全てを身につけることができれば一番ですが、全ての能力を持って発揮できているのは少数ではないでしょうか。もともと持っている能力や経験でも、人によって能力に高低があります。強みとなる能力を発揮し、足りない能力は日々向上させる努力が必要です。入社して1年、3年、10年など社会人年数や立場によって求められる能力も変わっていきます。社会人経験年数が上がるに従って、社会人基礎力の各能力が必要とされる場面が多いのではないでしょうか。

 社会人基礎力を測るサイトも多く出ているので、今後伸ばすべき能力や、ご自身の取り組みを定期的に振り返ってみてください。


社員の社会人基礎力を伸ばしたい、伸ばす方法を探している方はお気軽にお問い合わせください。

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