コロナ下における昨年の新人研修の様子と今年の様子
皆様あけましておめでとうございます。H&innovation株式会社の江藤です。既に2月に入ってしまいましたが、本年1回目のブログですので、ご挨拶申し上げます。
コロナが世間を賑わし、毎日ニュースで取り沙汰されるようになったのも昨年の今頃でしょうか。4月には初めての緊急事態宣言が発出され、本年2月7日までの予定であった緊急事態宣言も延期となってしまいました。
特に昨年はこのブログをご覧頂いている経営者さまや人事の皆さまは3月4月と対応に東奔西走されたことと存じます。今回のブログでは私が担当させて頂いたある大手メーカーさまの昨年の様子と今年の新人研修の様子についてお伝えできればと思います。
■ ある大手メーカーさまで実施した昨年の様子
昨年4月は大手メーカーさまにて新人研修を担当させて頂きました。元々は集合研修の予定でしたが、3月末に新入社員は寮や自宅から、人事の皆さまと私は会社からzoomで実施という運びになりました。
まず人事の皆さまが苦労されたのは通信環境でした。zoomはセキュリティ的に大丈夫なのかというところから始まり、Wi-Fiをどうするのか、不具合があった場合にどのように運営対応するのかなど人事の皆さまには経営陣の皆さまやIT関連部署の皆さまと相談頂きながら対応を決められました。
初日は私も会社から研修を行いましたが新人研修2日目に緊急事態宣言が発出されました。経営陣の皆さまは人事の皆さまと私に自宅から研修を行うようにと意思決定され、イヤホンや通信環境などを早急にご準備頂きました。 私が昨年担当させて頂いた企業さまでは新人研修を数週間、終日zoomを繋ぎっ放しということで、途中で通信利用量が足りなくなる問題が発生し、Wi-Fiの契約を変えたり別のWi-Fiを郵送頂いたりと人事の皆さまには大変な中ご対応頂きました。
■ 新入社員への人事の皆さまの気持ちが伝わる瞬間
そんな様子を見ておりましたので仕事の進め方を教える中で人事の皆さまや経営陣の皆さま、IT関連部署の皆さまのコロナ対応の様子を事例の引き合いに出させて頂きました。仕事の進め方を教えるだけではなく経営陣の皆さまや人事の皆さま、会社の先輩たちがどれだけ新入社員の皆さんに安心してもらいたいと思っているか、どれだけ社会人として成長して欲しいと願っているのか、どれだけ皆さんと一緒に働くことを望んでいるのかを伝えると新入社員の皆さんはずっと座りっ放しの研修にも関わらず居眠りもせずに研修を最後までやり切ってくれました。研修の途中でも挙手機能やチャット機能で質問が出たり、年上の新入社員の方が年下の新入社員の方を引っ張ってくださったり、楽しそうに真面目に受けて頂くことができました。
■ ある大手メーカーさまの今年の様子
昨年のオンライン研修を受け、今年もオンライン研修でご実施頂けそうです。コロナで各社さまが売上減少している時代の中、もしかしたら新人研修自体が実施できなくなってしまうかもと正直心配していたのですがどうやら杞憂でした。対面ではないオンライン研修でもきちんとした知識学習となっており、新入社員同士のコミュニケーションを促進して会社理解と同期の絆を育む良い機会になっているようです。私以外の講師も4月の打診が既にきており、こんな世の中だからこそ少しでもコミュニケーションの時間を取るべきであるという企業さまが多い印象を受けております。
私は『オンラインでは人間関係を築きづらい』という認識が強かったので昨年のオンライン新人研修はかなりのチャレンジでした。しかし、オンラインでも参加者同士との関わり方や運営の仕方次第で「早くみんなと会って飲みに行きたいです!」というような声が出ることができるのだなと私にとっても成長の機会となりました。
このような時代ではありますが、私たちH&innovationの講師も新しいことにチャレンジし、その中でどのようにしたらうまくいくのかをこれからも皆さまと模索していきたいと思います。
今回は初回ということもあり少し気合の入った分量になってしまいました。引き続きこちらのブログでもお付き合い頂ければ幸いです。最後までお読み頂きありがとうございました。